■ ID
| 1045 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 統計干渉法を用いた環境影響下の極短時間植物生長応答計測
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■ 著者
| 志村和樹
埼玉大学大学院 小林幸一
埼玉大学大学院、(株)東洋精機製作所 門野博史
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
| (社)応用物理学会 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| 第57回応用物理学関係連合講演会、平成22年3月17日 |
■ 抄録・要旨
| 統計干渉法を用いた極短時間の植物の葉の生長計測により、植物生長はナノメータスケールで揺らいでおり、この大きさが照明条件や環境ストレスによって異なるということがわかってきた。本研究では、植物生長のナノメータゆらぎの生理学的起源を解明するための基礎研究をおこなった。ナノメータゆらぎの起源として、植物の細胞膜において水の輸送を制御しているタンパク質であるアクアポリンに着目した。アクアポリンの活性を阻害する塩化第二水銀を植物に吸収させ、ナノメータゆらぎの応答を観測した。
ニラに濃度0.1mMおよび0.2mMの阻害剤を投与したところ投与前に比べてナノメータゆらぎがそれぞれ約10%、約40%低下した。これにより植物細胞への水の輸送がこの現象に関与していることが示唆された。
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